映像教材のデメリット

映像教材は、講義を動画で視聴する学習方式なので、ライブ授業のようなコミュニケーションを交わしながら進行できないのがデメリットとして挙げられます。

また、パソコンやタブレット画面を見るだけで周囲の目もないので、集中力が持続できないという生徒も中にはいます。

ただし、映像授業を担当している講師陣は予備校や学習塾、スクールの中でも優秀な人が担当しているケースが多いので、生徒を飽きさせない授業を展開しています。

したがって、多くの受講生は毎回の授業を高い集中力を持って視聴できているようなので問題ないと思います。

さらに、映像授業では、集中力に配慮して通常の授業よりも短時間でまとめていたり、倍速機能などを付与している教材が多いので、効率良く学習可能です。

少人数クラスや個別クラスなどのライブ授業であれば、分からない箇所があればその場で質問可能ですが、映像授業は不可能です。

ただし、映像授業は、講義の中でのフォローができない分、サポート体制が整っているのが特徴です。

電話やメールでの対応はもちろん、教材によってはチャットサービスを通じて直接質問することが可能です。

質問に対応してくれるスタッフも、東大生など高学歴出身の人を揃えているスクールが多いので、授業で分からないことは積極的に活用することで、当デメリットを解消することが可能です。

映像教材は、自宅で学習するタイプが多いなので、一人で集中できるいっぽう、競争相手や勉強仲間をなかなか作れない点もデメリットの一つと言えるでしょう。

ライブ授業であれば、他の生徒と一緒に講義を受講するため、周囲の勉強への取り組みが刺激になったり、励ましあったりできるメリットがあります。

ただし、最近はSNS上を通じて情報交換の場や勉強会などの機会が多く提供されているので、積極的に活用することで切磋琢磨できる勉強仲間を作ることが可能です。

自宅ではなかなか集中できない、あるいは勉強がマンネリ化してしまった場合は、どこでも学習できる映像教材のメリットを活かして、貸し自習室や図書館などで他の人と同じ環境下で勉強し気分転換してみることもおすすめです。