映像教材の多彩な学習スタイル
映像教材には、大きく分けて「通学型」と「在宅型」の2種類の学習スタイルが提供されています。
通学型は、東進衛星予備校や代ゼミサテライン予備校などのように、校舎で映像授業を受講する学習スタイルです。
各校舎には学習計画のアドバイスや質問対応のためにスタッフが常駐しているため、直接相談することが可能です。
通学型の映像授業は、自宅ではなかなか集中できない人や、自己管理が苦手な人は、周囲に講師やライバルがいる環境のほうがおすすめです。
いっぽう、在宅型は、自宅でDVDやインターネットを通じて映像授業を受講する学習スタイルで通信講座などが該当します。
パソコンやタブレット端末を利用していつでも好きな時間に視聴できるため、変則的なスケジュールの人や、空いた時間を利用してマイペースに学習したい人におすすめです。
映像教材の上手な使い方
映像教材は、業界でも実績のあるプロ講師陣が担当しているため授業の質は保証されており、あとは効率良く学習をどう進めていくかが重要になってきます。
まず、通学型の映像授業を受講する人は、学習計画を立てて、計画通りに学習ができるように先の予約まで入れておくことをおすすめします。
自宅で受講できる映像教材を利用している人は、スマホでも視聴可能な教材が多いので、通勤・通学や昼休みなどを有効活用すると良いでしょう。
また、授業を視聴する際に倍速機能が利用できる場合は、復習として2倍速で聞くだけでも暗記科目などには効果的です。
さらに、通常の授業を視聴する際にも、1.3倍や1.4倍速などある程度早い速度受講することで、時間の短縮につながるだけでなく、脳が活性化されて授業の理解が深まると言われています。
映像教材の注意点
映像授業を利用する際は、教材によって視聴制限などが設けられているため、期限内に視聴できるよう事前に注意しておきましょう。
また、映像教材はパックで購入するケースがほとんどなので、中途解約が不可能なことが多いです。
定期的に教材が発送されるスクールであれば、残りの期間の授業料の一部が返金されることもあるので、申し込みの際に確認することをおすすめします。
そして、映像授業を見る際に一番注意しておきたいことは、視聴することが目的にならないことです。
これは、ライブ授業でも言えるのですが、「分かった」で満足してしまっている人は、少し複雑な問題に直面したときに解くことができません。
どんな問題にも対応できる学力を身につけるためには、「分かった」から「理解した」へと学んだことを自分のものにすることが必要です。
授業後は復習や問題演習をしっかりとこなし、少しでも分からない箇所があれば、積極的に質問サービスを利用しましょう。